最適なオフィスの広さとは?

最適なオフィスの広さとは?

「オフィスのスペースは、どれだけ確保することが最適なのだろう?」

と、誰しも悩むところだと思います。企業によっても様々な考え方がありますので、一概には言えない部分もありますが、一般的なラインをお伝えいたします。

首都圏の平均は、従業員1人に対して4坪

オフィス移転を考える企業で、その後の人員増なども含めてかんがえると、従業員1人に対して2坪を確保することが最低限のラインとなります。

2坪というのは、畳四畳分です。

結構ゆとりがあるようにも思えますが、そうでもありません。たとえば、50人規模のオフィスでいえば、ワークスペースだけで100坪が確保されているということです。

一方で、国内の調査機関のレポートによりますと、東京23区内でオフィス移転をして企業の一人あたりの平均坪数は3.96坪というデータがあります。つまり4坪弱です。

つまり、従業員1人に対して2坪だと、かなりせまいということです。都内の平均値からかんがえると50名のオフィスなら、50名×4坪で200坪が必要ということです。

東京都内だと2000年以降において、かなり大規模オフィス案件が稼動しています。

とくに、大手企業のオフィス移転が多くなっていて、それが平均数値を押し上げる背景になっていることは間違いありません。

したがって、小規模、中規模の企業が、すべてこのレベルを満たすオフィスだというわけではないのが実情です。

しかも、この数値は、共有面積などは含んでいません。たとえば、「大きなミーティングスペース」や「ロビーの商談コーナー」などを設置する企業の場合には、さきほどの数字よりもさらに大きいなオフィススペースが必要になります。

総坪数はミーティングスペースによって変わる

オフィスレイアウトを考えるうえで、どの企業でも問題になるのが「ミーティングスペースの設定」です。

来客のある企業ですと応接間とは別に、ミーティングスペースが必要になることも多く、これがかなりスペースの負担を大きくすることにもなります。

社内会議を開催するにしてもスペースを必要としますので、新しいオフィスにどれだけの設備を盛り込むかで全体規模は変わります。

また、社員が共用する「コミュニケーションスペース」や「休憩スペース」などを、どれだけ確保するかということもオフィスのゆとりを作りだすうえで、かなり大きなものとなります。

こうしたスペースは、従業員同士の会話の接点となる場でもあるため非常に重要なスペースです。

また、ある程度の大きな規模の企業ですと、部門の垣根を超えてお互いが会話や接点をもつ重要なきっかけともなるのです。

従業員ひとり4坪は大手企業も含めた平均値

東京の平均坪数ひとりあたり4坪弱というのは、相当な大手企業も含めての話です。

ですから、これを基準にすべてを考えるのはかなり厳しいはずです。したがって、まずは2坪でどのようなオフィスが選択できるのかを考えましょう。予算に合わせてそれを広げていくと、どうなっていくかを検討するのが地道な方針といえます。

立地条件を落としていくことによって、こうしたスペースをクリアしていくという考えかたもあります。

主要駅からちょっと外れるというだけで、スペースの条件を確保してくことも可能です。

こうなると本格的にオフィス探しをどのようにおこなっていくか?が当面の重要課題となります。社内でしっかりと情報を集めていく体制づくりをしていくことが大切です。

オフィスの形状が不定形だと使いにくい

これは昔から言われていることですが、同じ面積ならばワンフロアで借りるほうが断然効率はよくなります。企業としてのセキュリティの面から考えても、同じフロアに別の企業が入居していないほうが良いです。

特定のフロアを1社で借りきることができれば、様々な面でリスクを下げることになります。特定のフロアを借りきっている企業が多いのも、やはりこうした側面を重視している結果であるということができます。

オフィスの形状については、正方形や長方形で凹凸がなく隅々までつかえるレイアウトとなっている物件のほうが利用価値は高くなります。

逆に、凹凸のあるオフィスや、ビルの形状が楕円形になっているなど、デザインを重視したビルですと、ハシからハシまで、すべて使えないことになり、結果的に無駄なスペースを生みだすことになります。

また、同じ面積であっても、フロアが分かれている場合には、結果的に余分な共有スペースをかかえることになり、効率は下がってしまうことになります。