立地選びで大幅なコスト削減も可能

立地選びで大幅なコスト削減も可能

オフィス移転というと、一般的には「坪単価が高くて、広いスペースのオフィスに移転する」といったイメージがあります。

しかし、業態によっては、おおきく増えた従業員数に対応するために、逆に坪単価の安いところへ移転して、トータルのコストを下げるという戦略にでる会社もあります。

たとえば、上場によって大きな資金を手にしたような企業でも、落ち着いて事業拡大をおこなっていくために、より坪単価の低いオフィスに移転することにより、「拡張性」と「ゆとり」のあるスペース確保を重視するケースがあります。

坪単価の低いオフィスに移転することも、ひとつの戦略になるのです。

実際に、六本木の最新ビルにオフィスをかまえていた企業が、山の手線からほんの少し外側に外れただけで大きなコスト削減を手に入れたというケースは珍しいことではありません。まさに、企業戦略としてオフィス移転をおこなっているケースです。

オフィス移転は、「事業計画」「収益計画」と密接な関連があります。

単に、「見栄えの良さ」や「ブランドイメージ」などの理由からオフィスの移転を考えるというだけではなく、長期的に安定したビジネスを歩んでいけるかどうかも考慮して、「オフィス移転の内容」と「移動先の立地」を決めていくことが極めて重要になります。

立地を少し変えるだけで、大幅なコストが可能

東京地区だと、さきほどお伝えしたように、山の手線内の「主要駅に近い物件」と「主要駅から外側に外れた物件」をくらべると、かなり坪単価に違いがあります。

また、IT化のリノベーション(大幅な物件用途の改造)をおこなった物件であっても、新築で話題の物件とくらべると需要が減っている状況があります。

ですから、コスト削減を実現したいと考えるなら、予算を決めたうえで、じっくりと物件をさがすことが非常に重要です。

都心部の中心的な人気物件から離れることによる最大のメリットは、ゆとりをもったスペースを確保することができることです。

オフィスレイアウトを考えるといっても、やはり一定以上のスペースがないことには、これまでと異なるようなレイアウトやスペース作りをすることは難しくなります。

しかし、このように立地の選び方によっては、これまでに無いようなオフィス作りをすることも可能になるのです。

つまり、オフィス移転条件の優先順位を変えるだけで、移転先のオフィスを大きく変化させることができるのです。ですから、オフィス移転にあたっては、その条件を十分に社内で検討して決めていきましょう。